飛騨の郷土玩具

 郷土玩具は、ほとんどが江戸時代から明治時代にかけて生まれました。
 ひだの郷土玩具もふるさとのおもちゃとして現代に生きる人々の心をとらえています。          
 ひだの郷土玩具として後生にいつまでも残したいと思いつつ、
 なつかしい飛騨のふるさとの香りを伝えたいと思っています。

飛騨のさるぼぼ
魔よけ獅子・祝い棒



飛騨のさるぼぼ(Hida's Sarubobo)

山また山の飛騨の国に、代々女の子が生まれると、
各家々に伝え残された愛玩具として、真っ赤な布 に黒じゅす地の頭といった一見愛嬌のある人形、
つまりさるぼぼがお手玉、まりなどと一緒に幼い女の子達の人気を集めていました。

大正末期頃まで見られたなつかしいこの玩具は、むかしむかしを思いおこす事ができる語り草ともなっています。
昭和25年に私の父が、女の子の「魔除け」として、昔ながらの「猿ぼぼ」を再現し
人々の心から忘れられることのないようこれからも昔の玩具をつくり続けてまいります。

Deep in the mountains of Hida, this is a type of toy that has been passed on
by families as they have raised generation after generation of young girls.
Today we can see many beautiful dolls made of plastic and other things.But
long ago people had this pretty doll with the red cloth face over black cloth.
Along with beanbags and balls,Sarubobo was a popular thing for young girls to collect.
Hearkening back to pre-modern times, this toy has become a legendary symbol that reminds people of the past.
In 1950, my father revived the Sarubobo from long ago,the protective charm
for young girls. We continue to make this ancient toy, so that the spirit of
the past will not be forgotten in people's hearts.

 寸 法

   価 格

 11p

  650円

 21p

  1,600円

 32p

  3,800円

(税別価格)


魔よけ獅子

雪国の年中行事は、まつり獅子の乱舞にはじまる。
毎年春と秋には、この地方の祭礼シーズンとなり、 飛騨一円の村々では獅子舞の奉納がおこなわれる。
悪魔調伏の神事にちなむこの玩具は、山国飛騨の情趣を伝えている。
   1本  4,000円(税別価格)

招福祝い棒

奥飛騨では、正月十五日に、子孫の繁栄を祈って、 新嫁の尻を打つ祝棒は、縁起のよいものとされています。
長さ 18p  2,500円(税別価格)

獅子杓子・天狗杓子

古くから魔よけの杓子として伝えられています。
獅子 3,500円
天狗 2,500円(税別価格)



むかしのままの「まよけ人形」、「福娘」

昭和の初めの頃までお母さんが子供の成長を願って作ったお人形です。
絹・木綿の布(着物)でリメイクしました。

 福娘(上段)

 寸 法

   価 格

 7cm

  500円

 まよけ人形(下段)

 8cm

  600円

(税別価格)